国際教育交流ネットワーク機構茨城支部
ELTiS試験について
留学する際に国や参加するプログラム、学校によってはELTiS試験を受けて、英語力を証明する必要がある場合も。 ELTiS試験とは海外の英語圏(主にアメリカ)の高校に留学を行う学生を対象とした英語能力判定試験で、英語で行われる授業を理解するのに必要な「聞き取り」と「読解」に十分な英語能力があるかを判断する為の試験です。 2013年にCSIET(The Council on Standards for International Educational Travel – アメリカ国務省が認可の高校交換留学プログラムの評価組織)が交換留学へ参加するための英語力判定として採用し、テストではアメリカの9年生~12年生(日本の中学3年生~高校3年生に相当)のアメリカの教室における英語での授業理解度の判定が行われます。

2020年まではペーパー試験でしたが、2020年から2021年の1年間はペーパー試験からオンライン試験への移行期、そして今年2022年から完全にオンライン試験のみになりました。 その為、茨城支部の行っている「茨城・高校生大使奨学金プログラム」はじめ、ELTiS試験が必要な留学をご希望される生徒様には、会場試験ではなくご自宅でオンライン試験を受けて頂けるようになりました😊 そして新しくなったELTiS 2.0では評価方法が以前から変わりました。 評価は「ELTiS Proficiency Level」と「ELTiS Scaled Score」の2つの項目にて行われます。 ELTiS Proficiencyレベルは5段階にてテスト結果が評価がされます。 レベル1が最も低く、レベル5が最高レベルになります。この評価では生徒が現状どのような英語レベルの状態にあるかが説明されます。

そしてELTiS Scaled Scoreは500点~800点で評価されます。(以前のテストでは100点~300点でした)
ELTISは、さまざまなテストフォーム間の難易度のわずかな違いに合わせてスコアを調整するため、単に正解数だけでスコア評価をされているわけではなくなりました!! ランダムに出題されるテストに左右されずにより公平に受験者の英語力を評価するようになりました。
スコアは下記のように、各項目で個別に点数が算出され、Overall Scoreとして最終的な点数となります。

そしてテスト受験が終わると、各受験者のスコア表がこんな感じで自動的に作成され、これが海外の各教育機関への提出書類の1部となります。

よく、「ELTiSの勉強方法を教えて下さい」と聞かれますが、我々は皆さんの自然体の英語力で試験に挑むことをお勧めしています。 というのも、日本特有の試験対策一挙詰込み勉強を行って仮に試験に合格したとしても、留学先での勉強に付いていくのがとてつもなくハードになってしまうので、ご本人が辛くなってしまうから。 もちろん、1年以上かけてしっかりELTiS対策も兼ねて勉強するのは良いことです。 あくまでも土壇場の詰込み対策に関しては、それはどうなんだろう・・と思ったりします。 それであれば、ELTiSなどの試験を必要としない現地に行ってからしっかりと「英語」も教えてくれる現地高校に留学することもお勧めします。 アメリカ交換留学プログラムは求められるELTiSスコアは割と高く、日本の英検準2級くらいを持っている生徒さんであれば合格するだろう。と言われていますが、過去には英検3級でも合格された生徒さんも沢山いましたので、これはあくまでも目安です! まずはELTiS試験を受けてみて、自分の英語力を冷静に分析し、そこからご自身に合った留学先を見つけるのも1つの方法かと思います👍